自己PRが簡単作成できる!自己PRのネタがない人にオススメ
自己PRで何をアピールしたらいいか、どういう自己PRがウケがいいか分からない。こういう悩みを抱えている人は多いです。
ですが、ポジティブ心理学のクリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が開発したVIA強みテストを活用するだけで、就職・転職で採用される自己PRが作成できます。
何も難しいことはありません。ただし、押さえておくべきポイントがあるのも事実なので、この記事ではそのポイントも含め解説させて頂きます。
自己PRは強みを伝えるもの
自己PRの原理原則は企業に強みを伝えることです。なぜなら、企業に「こいつは使えそう。よさそうだな。」って思ってもらう必要があるからです。
例えば、「私はこれまで●●をしてきて、○○でした。」という内容と、「私は、結果が出るまで粘り強く努力ができます。」という自己PRとでは、どちらを採用したいと思いますか?
十中八九、後者と答えるでしょう。
なぜなら、冒頭でしっかり自分の特徴をズバっと伝えて、印象に残るからです。入社後に活躍してくれそうなイメージができるからです。
では、自分の強みって何だ?となりますが、それは自分を特徴付ける強みです。自分のコアな強みと言い換えることもできます。あなたという人間を形成しているものです。
故に、コアな強みは、これまで時間をかけて取り組んで活動にも、その強みは必ず活かされています。
では、そのコアな強みですが、見つける方法は2つあります。1つが、過去のエピソードから見つける。2つめが、冒頭でご紹介したVIA診断テストを受けるです。
過去のエピソードから見つける方法は、自分がこれまで時間をあけて取り組んできた活動や結果を出してきた活動をピックアップし、それらに共通して活かされて強みを見つけます。
少なくとも2〜3個の強みが見つかるはずです。
時間をかけて取り組んだ活動や結果を出せた活動には、それができた理由が必ずあります。それを、見つけてください。
2つめのVIA診断テストでは、テストを受けることで自分を特徴づける強みが分かるというものです。
1位〜24位まで教えてくれるので、トップ5の中から「これだ」と思うものが見つかるはずです。詳しくは、「【VIA強みテスト研究所】日本語版VIA-IS診断のやり方をご紹介」の記事をご確認ください。
強みが分かればエピソードも考えやすい
強みが分かれば、後はそれを立証するエピソードを考えていくだけです。
採用面接でも何でもそうですが、人は他人が主張することに対しては簡単に信じません。あなたもそうですよね?
仲のいい友人なら、理由を聞かずとも「お前が言うならそうなんだろな」となるかもしれませんが、採用の場では初対面です。
故に、冒頭でアピールしたことに対して、「なぜなら、●●●」や「例えば、●●●」という形で立証しなければいけません。「私はこういう人間です。ほら、こういうことしてきたから、嘘じゃないよ。信じてね。」という流れです。
「なぜなら、●●●」や「例えば、●●●」の●●●にはエピソードは入ります。
「私は、結果が出るまで粘り強く努力ができます。なぜなら、○年間継続して取り組んできた○○では、○○という困難がありながらも、○○という結果を残すことができました。」
採用担当者によっては、エピソードが1つだけでは納得できないということもありますから、複数エピソードは用意しておくのが無難です。
履歴書や職務経歴書などではエピソード1つで、面接では他のエピソードも追加してアピールするなど工夫すると良いですよ。
人間性アピールでライバルと被らない強みのアピールもできる
自己PRでありがちなのが、「協調性があります」「チャレンジ精神があります」「コミュニケーションがあります」などのありきたりなアピールです。VIA強みテストで分かった以下の強みをそのままアピールするのと同じですね。
なぜ、これらの強みがダメなのかと言うと、他の応募者とかぶるからです。かぶると、目立たなくなります。
人気企業であれば、何百人と応募書類を確認するわけですから、ありきたりなアピール内容では目に留まらないんです。故に、差別化を意識して結論のアピール内容を考える必要があります。
差別化するには、「だから何ができる。どういう人間か」を考えてください。
- 協調性があるから、●●ができる。●●な人間。
- チャレンジ精神があるから、●●ができる。●●な人間。
- コミュニケーション力があるから、●●ができる。●●な人間。
この●●を考えてください。この●●をアピールするだけでその他大勢の自己PRではなくなります。
まとめ
自己PRは考え方さえ分かれば決してものでもありません。稀に、アピールするネタがなくて困るといったことも聞きますが、こういうケースでは、エピソードベースではなくVIA強みテストで強みを見つてからエピソードを考えるようにしてください。
また、自己PRは自慢する場ではありません。自分がこれまで大切にしてきたことを自信をもってアピールするだけでいいんです。
何も凄いエピソードがあるから採用されるわけでもないので、ユニークで自分にしか語れないものを伝えたらいいという意識で自己PRを作ってみてください。