やりたいことが分からないなら自分の強みを軸にしろ!
やりたい仕事や、やりたいことが見つからない。誰しも一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?
- 就活をしているとき
- 仕事を辞めたいと悩んだとき
- 転職を考えたとき etc
自分のやりたいことって何だろう?どういう仕事がしたいんだろう?何が自分に向いているんだろう?
私も大学生になっとき、就活を始めたとき、就職して転職を意識したときなど、ふと考えることがよくありました。
今でも、たまに考えることがあります。
でも、どんなに考えても100%納得のいく答えは見つかりませんでした。あなたもそうではないでしょうか?
結局、やりたいことというのはやってみないと分からないものです。これが真理です。
とりあえず、やってみて気付いたら夢中になってた。やりたいことの本質ってここにあるのかもしれません。
なので、もしあなたが自分のやりたいことって何だろう?と考えているのでしたら、思いついたことを、少しずつでいいので体験していってください。
プチ経験を積み重ねていくというイメージですね。
これが、地道ではありますが、やりたいことを見つける近道です。
もちろん、やりたいことをやるにもリスクの大小もあるので、リスクが大きい場合はリスクを承知で突き進む覚悟は必要になります。
就職・転職するときなど特にそうです。なので、あなたが大学生の場合は最初に就職する企業がすべてだとは思わないでください。
30歳までに自分のやりたい道を見つけられればいい。このぐらいの感覚で仕事を見るべきです。人生は長いですから、最初の就職先がすべてと考えてしまうと、失敗した時のダメージがでかすぎますからね。
では、そもそもやりたいことが何かも全く分からないという状況の場合は、どうしたらいいのでしょうか?
ここで登場するのが強みです。
強み=得意なことは楽しいケースが多い
過去を振り返ったときに、自分の得意なことはやっていて楽しいケースって多くないでしょうか?
例えば、ゲームをしていても自分が得意なゲームををやってるときは楽しいですが、下手なゲームは楽しくないものです。これと同じ感覚です。
100%とは言い切れませんが、得意なことは楽しいと思えるはずです。人よりできるんですから。
そこに、やりたいことのヒントがあります。
では、得意なことって具体的にどうやって見つければ良いのか?
それは、「今ままで最も時間を使ってきたものは何か?」を考えることです。時間を使ってきたものは、必ず人より優れている場合が多いです。
あなたがたいしたことないと思っていても、他人からしたら「すごい!」となる可能性が高いです。私の場合は、「キャリアや人生について考える」ことに時間を使ってきました。
意識してなかったんですけど、あるとき無意識によく考える自分に気付いたわけです。
ここで大切なのは、「概念」を見つけることです。
サッカーをしてきたからサッカーが得意、本をずっと読んできたから本を読むのが得意などではなく、なぜそこまでサッカーを続けてきたのか?なぜずっと本を読んできたのか?
この答えを見つけることです。
おそらく、あなたが過去に時間を使ってきたことをピックアップしていくと、共通しているものがあるかと思います。
その共通している「概念」を見つけることができれば、視野が広がり、得意なことが見つかるはずです。コアな強みと表現してもいいかもしれません。
そもそも自分の中に◯◯(概念)という思いがあったから、サッカーや本を読んできたんだなというイメージです。
ただ、この概念を見つけるのは非常に難しいです。そこで登場するのがVIA強みテストです。
例えば、「好奇心=新しいことを発見することを好む」という概念があなたに備わっているという結果だったとしたら、それを発揮した経験が過去にあったかを考えるわけです。
そして、その経験を含めてあなたの中でしっくり納得できるものだったとしたら、今後、何をしたらそれが活かせるんだろう?と考えていくわけです。
仕事に結びつけるのであれば、職種一覧などを見て、この仕事なら「好奇心」が求められるなど想像もできるでしょう。
それこそが、「やりたい仕事」と言える可能性は高いです。
【補足】みんなのやりたい仕事探しの方法
50名にやりたい仕事をどうやって探したか?のアンケート結果を補足としてシェアさせて頂きます。
実際に経験をしてみて見つけた
私は今までなにが自分に合っているか分からず、いろんな仕事を点々としてきました。実際にやってみないと自分に合っているかなんて判断ができないと考えていましたので、そのやり方て探しました。
自分の得意なことが文章を書くことしかなかったので、仕事を選ぶ際にもそういうことができる会社を選びました。
大学の卒業制作で映画を撮り、それからカメラが好きになりました。カメラ以外の仕事に就きましたがやっぱりカメラをやりたくて今頑張っています。
消去法で見つけた
やりたいことを探したけれど中々見つからなかったので、逆にやりたくないことをどんどん出してそれにかかわる仕事をどんどんと消去していきました。するとやりたいことが残りました
やりたい仕事は見つからないが、やりたくない仕事は沢山ある。だから、職業のリストを作り、やりたくない仕事を消去していき、残った仕事が潜在的に自分がしたい仕事だと思って決めました。
自己分析・他己分析をして見つけた
自分が一番やっていて楽しいこと、また自分がされて嬉しいことを考えました。ポジティブな面をやりがいとして捉えました。
高校時代に将来の進路に関するアンケートを適当にやってしまい、先生に怒られたことをきっかけに当時の仲の良い友達3人と話し合うなかで、今の仕事に興味を持ちました。それからは、自分でもインターネットで調べたり、身近な家族にも相談していたら、自然とやってみたいからやりたい仕事に変化し、現在へと進んでいきました。
自分に向いている仕事は何か迷っていたため、両親に相談し、自分の性格や長所、向いている仕事を相談しました。
ネットを使い見つけた
英語が得意で国際協力に興味がありましたが、国際協力=ボランティアというイメージがあったので職業にするとどんなものがあるのかインターネットで調べました。大学のサイトやYahoo知恵袋なども参考にしました。
ネットを使って自分の趣味を探して、そこから仕事に結びつけようとしたり、職業一覧(キャリアガーデン)を見て自分の興味ある仕事をチェックして適性があるか確かめたりした。
おすすめできない自分のやりたい仕事探しの方法
おすすめできない仕事探しの方法も共有させて頂きます。
周りに聞くこと
これは人によるかもしれませんが、他人に相談し決断を決めることです。客観的に自分を見ることは時に大切なことかもしれません。自分の知らない一面や特技が見つかればとても運のよい事です。ですが、他人の言葉を鵜呑みにして決断すると後々壁にぶつかった時に言い訳してしまいたくなります。こんなはずじゃなかったと、後悔をしない為の戒めとしても、自分で悩み自分で決めることが重要だと思います。
他人に自分に向いた仕事は何かと聞くのはおすすめしません。やはり、自分の道は自分で考えて見出すものだと思います。
人の話を鵜呑みにして、それだけで仕事を決めてしまうこと。他人にとっては魅力的な仕事でも自分にとってはそうでない場合があるから。
人からこの仕事が向いているんじゃないかと言われ、流されるようにその仕事を受け、そのままその仕事を続けること。興味がない義務的な仕事は楽しくないので選択しない方が良い。
周囲の意見に流されて決めること。たとえその道に進めたとしても、もし途中でうまくいかなくなった時に周りの人のせいにしてしまうから。
やりたいことを軸にしない
林修講師の言葉の中で良い事をおっしゃっていました。「やりたい事とできる事は違う」という失敗談からはじまり、「やりたい事よりもできる事」という成功体験をまじえて力説。その方が人のためにもなり結果もあとからついてくるとも付け足しており納得の一言。
働く上で条件は大切ですが、仕事内容にイマイチ興味が持てなかったり、やりたくてもあまり得意ではないことから選ぶのはやめた方がいいと思います。
やりたい仕事を探すのではなく、得意な仕事を見つけた方が良いと思います。なぜなら、仕事はお金をもらうためにするものなので、やりたい仕事に就いても結果を残さないとクビにされるからです。その結果、お金を得ることができないからです。
絞ること
幼い頃に思い描いたまま、そのままの気持ちで中学、高校、専門学校と進んでいったので、もしかしたら他の道や選択もあったのに、こうと決めたらこう!という性格のためその道しか見えていませんでした。特に後悔はしていませんが、大人になり今思えばもっと広い視野で将来の選択をしてもよかったんではないかとも思えます。
業種を絞りきってしまうことはおすすめしません。一度先入観を捨てて、いろいろな業種を見ることがおすすめです。
まとめ
方法はいろいろありますが、確実なのは実際に経験してみることです。百聞は一見に如かずといいますが、百見は一触に如かずです。
頭の中で「これだ!」と思っても、実際にやってみたらそうではなかったなんてよくある話です。
理想と現実は違うとよく言いますが、これを回避する方法が強みや得意なことです。なぜなら、やりたいことは未経験ですが、強みや得意なことは実際に過去に自分が経験していることだからです。
なので、自分やりたいことを考える際は、興味のあることではなく強みや得意なことをベースに考えるようにしましょう。
もし、自分の強みが分からないのであれば、「【VIA強みテスト】最新の日本語版VIA-IS診断のやり方をご紹介」をご参考にしてください。